白内障

HOME > 白内障 > 19、白内障 術後の見え方はどうなりますか

19、白内障 術後の見え方はどうなりますか


■人工水晶体をいれなかった場合は、屈折度数が大幅にかわります。
aphakia
高度遠視の状態となることが大半です。
裸眼では不自由な事がほとんどですので、眼鏡が必要になります。
多くは
厚い眼鏡を使用することになりますが、これで不自由な場合は
コンタクトレンズを見当します。
ただ手術を受けた目は圧迫に弱いですし、角膜にも悪影響がありますので
できるだけ眼鏡を使うように(小生は)指導しています。

■人工水晶体を入れた場合も屈折度数がかわります
artificilal lens
が、人工水晶体は事前にある程度選べますので、手術後の屈折度数は事前に計算、計画しておきます。
多くは軽い近視側に設定するようです。

術後の変化は
色の見え方が昔とちがうので、片方だけ手術した場合は左右差が気になるかたがいらっしゃいますね。
年齢にかかわらず老視の状態に変わります。 100%の老眼ですね。

■左右差
片眼手術は、とくに高度近視の場合左右差問題がでます。これを苦痛に感じるかたと
あまり気にならなくて慣れてしまうかたとがあります。
そのため予め両眼手術を計画する、コンタクトレンズ(左右差を相当解消できます)を計画するなど手術前に検討しておくとよいですね。

■手術後数年
後発白内障
術後1年11.8%
  3年20.7%
  5年28.4%
■YAGレーザー後嚢切開術
人工水晶体も時の経過で濁る事があります。後発白内障というのですが、この場合は通院でできるレーザー治療が最も多いですね。

術後落ち着いたらそのあとは年に1回くらい精密検査をうけるのがよいこころがけです。

(これで白内障の項目はおわりです。)

前のページ: 18、白内障 術後管理 白内障 TOP