MSさんへお返事です. 御投稿ありがとうございました。硝子体手術についてですが、これは網膜剥離の治療 のため止むなく硝子体を除去する術式です。失明を回避するため仕方なくとられる方 で、 残念ながら飛蚊症の解決 としては不適等です。 まことに高度な術式で場合により水晶体も同時に除去したりして、眼内環境が根本的に 変化しますので術後は、失明は免れたものの様々な自覚症状をかかえる方もいらっしゃい まして、時間をかけてひとつひとつ解決策を模索しているのが現状と思います。 なお、一度裂孔や剥離をおこした網膜は基本的に、打撲や衝撃には弱いものでして、 治療終了後も打撲を受けないようにする心掛けはやはり必要と思います。 ------- 硝子体手術について 投稿者:MS 投稿日:04月25日(土)23時33分45秒 先生、ご解答いただきましてありがとうございました。立て続けで大変申し訳有りませ んが、もう一つ質問させてください。剥離の手術の後に硝子体手術を受ける方が結構 いらっしゃいますが、仮に硝子体を前房水に置き換える手術をした場合、 飛蚊症の問題は解決されるのでしょうか。 ゼリー状の硝子体が水に置き換わると言うのは想像がつきませんが、かかる手術後も 通常の日常生活(特にスポーツなど)に支障はないのでしょうか。眼に違和感を感じ たりすることはありますか?? ---- MSさんへお返事です。御投稿ありがとうございました。御質問ですが、残念ながら 飛蚊症自体の治療は難しいのが現状です。ただ臨床経験上、発生後数カ月すると、 なんとなく位置が変わってきて気にならない場所へ移動したりすることはあるようです。 書類仕事が大量とのこと大変と思います。自身の飛蚊症の経験から申し上げると うすいサングラスをかけると若干紛れて気にならなくなりましたので、 一度試してみてはいかがでしょうか? ----- 飛蚊症 投稿者:MS 投稿日:04月25日(土)17時41分37秒 はじめまして。MS(27歳・男)と申します。昨年の6月に網膜剥離(右眼)で入 、 手術し、現在は定期的に外来で診 を受けています。最近左の眼にも格子状網膜変性 が発生し、レーザー凝固の治療を何度か受けています。 それと共に飛蚊症の全く無かった左目にも大きな黒い輪のようなごみが複数浮遊する ようになりました。右眼だけのときはうっとうしいながらもじきに慣れてあまり気に ならないようになったのですが、両目となるとなかなかつらいものが有ります。 特に仕事で毎日大量の書類に目を通さなければならないので、非常にストレスが溜まります。 そこで伺いたいのですが、手術等で飛蚊症自体を治療することはできないのでしょうか? よろしくお願いします。 |