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3-1緑内障治療の概要
●3.緑内障の治療■3-1緑内障治療の概要 失われた視神経Optic Nerveの損傷は回復させることができません今以上の進展 を抑制することが治療の目標です。。そのために眼圧Intra Ocular Pressure(IOP) を下げることが今の医学で可能な治療方法です。正常眼圧緑内障であっても眼圧 下降させることが有効な治療法です。 眼圧を下げるには 房水の排出を促進させる 房水産生量を減少させる ことです。各種さまざまな薬、方法があります。基本は点眼薬です。 まず最初は眼圧降下剤を使わず、経過だけをみます。これが大事です。はやく薬 をだして欲しいとおもうのは人情なんですが、、眼圧のベースラインがどのへん にあるか見極めて、細かい診断をひとつづつつけてゆきます。これだけで1〜2 年通ってるケースは多いです。 データが蓄積できたら、目標とする眼圧の数字をきめてゆきます。 まず点眼薬で治療開始がふつうです。神経保護のビタミン剤など内服薬が補助的 にでる場合があります。半年から1年単位で目標眼圧Target IOPの達成率をみてゆ きます。 急な変化があった場合、緊急的に注射とか内服薬で眼圧を下げる事態もありえます。 点眼だけでは十分なコントロールがつかないと判断がつくとレーザー手術Laserま たはメスを使った顕微鏡下手術(マイクロ・サージャリーMicro Surgery)を検討 します。 前のページ: 2-5点眼薬のコツ 、 次のページ: 3-2目標眼圧の設定 |