HOME　＞ 緑内障講義　＞　 3-7緑内障マイクロ・サージャリー ■3-7緑内障マイクロ・サージャリー　 レーザーでも目標眼圧に達しない、あるいははじめからレーザーでは難しいと 判定された場合はメスを使う手術治療が最終手段になりますね。眼球に溝とい うか穴をつくり房水をそこから外へ流す方法が多いようですね。ミクロン単位 のマイクロ・サージャリーでして時期も術式も判断はかなり高度で緑内障専門 家の判断を待ちます。。 薬やレーザー手術でも眼圧の数字が目標に達しない場合、最終的な 降圧法としてメスを使用する手術を検討します。マイクロ・サージ ャリーと呼ばれていて顕微鏡下で行う繊細な手術です。術式は多種 多様です。基本はろ過手術という方法です。房水の排出を促進する 手術で、眼球の壁に排水のためにちいさいすきまを削って作るとい うとわかりやすいでしょうか。 手術はたしかに強力な治療手段ですが、やはりこれも眼圧下降のた めの一手段にすぎません。手術うけてもすでに損傷した視神経はも とにはもどりませんし、その意味では手術さえ受ければ完治すると いうものではありません。通常は薬を減らせればまず成功と考えて います。 術後経過も複雑です。 眼圧下降不充分；別の術式で再検討。 薬併用で目標眼圧達成；初心に戻って点眼薬の選択からはじめます 薬無しで目標眼圧達成；手術の効果がいつまでもつか長期経過をみ ます。 低眼圧；下がりすぎた眼圧をあげる方法を検討します。 ーーーー以上です。長々とおつきあい感謝します。ーーーーーー 前のページ： 3-6緑内障レーザー手術 　　　　TOPへ戻る