白目にできる瞼裂斑の解説です。コンタクトレンズお使いのかたはいますぐお読み下さい。

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4号 特集〜白目の話

   ...ちょっと気になる瞼裂斑 :けんれつはん:

.. 子供の白目は本当に真っ白なことが多のですが、お肌と同じで中年をすぎるとそうもゆかず 茶色や黄色のしみのようなものが出てきて気になることがあります。よく見ると黒目の真横が少し盛り上がっていて何かのおりに人に言われたり、鏡でみるとその周りが少し赤みがかって見えてなんだろう?そう言えばゴロゴロするような気もするし...

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このようなご相談はまことに多いもので、大半は.瞼裂斑.という時の経過による無害な自然現象が原因です。

 目玉の白目部分は球結膜とい鵜薄い粘膜で覆われています。目を開いた時一番先に外気に触れるのは黒目とその真横の球結膜です。外気にはほこりやゴミが漂い、ときに接触します。外界の光が当たります、わずかですが刺激になります。刺激と言えば、まばたきをするごとに瞼の裏でこすられるのもここの部分です。 

瞼裂斑.....
毎日毎日、目を使わない日はありません。長年のこういった刺激の蓄積で球結膜の皮の細胞が増殖し、ゃや盛り上がります。刺激にたえるために少し厚くなるわけです。色素もでて茶色、黄色みがかります。中年を過ぎると目立つことが多くなってきます。
右黒目の両脇、左黒目の両脇、合計4箇所に盛り上がりができます。これが..瞼裂斑..です。ある年令になれば大半の方に発生します。体質の影響やコンタクトレンズの使用、戸外作業、結膜炎の罹患などで加速されます。


治療は
無害なものですので、何もせず放置することが大半です。年令とともにできてくるものですのであまり気にしないのが一番です。
見かけが気になる場合は、外出の折に眼鏡やサングラスでなどでちょっと隠すとよいです。ゴロゴロ感と言った粘膜刺激症状を覚える場合は目薬で症状を緩和します。あまりに大きくなって悪さをする場合は手術的に取ることも一応可能ですが、ほとんど例はないようです。

瞼裂斑炎.....     
 この瞼裂斑に時として炎症が起きることがあります。盛り上がりの中央部に炎症が出て、周りが赤くなります。異物感や疼痛を覚えることもあります。局所的な結膜炎症状と考えてもよいでしょう。

 大きな病気に発展することはありませんが、症状がつらいですので治療をします。抗炎症剤の点眼を使用します。炎症はとれてゆきますが、瞼裂斑自体が消失するわけではないので、ある程度炎症が引いたら治療を終了します。 

若い方にも.....
 この数年20代の方にこの瞼裂斑を診ることが多くなってきました。聞いてみると多くはコンタクトレンズの使用経験が長いかたです。レンズは球結膜に対して物理的刺激として作用しているようです。

コンタクトレンズはどうしよう?.....
瞼裂斑の発生は目の粘膜への刺激がだんだん蓄積してきたよというサインとも言えますので、コンタクトレンズの使用時間を控えめにします。コンタクトの必要性が薄い方は、この発見を折りに使用を廃止するのが健康的な生活と言えるでしょう。

( ひとみ つうしん 4号 終了。平成10年1月20日)


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