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■__   ひとみ! つうしん  __■   No.32

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 ■□□■   どくとる秀太郎のプチ医療メルマガ
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 ■■■■       『ひとみ! つうしん 』No.32(2004/4/28 水曜)
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   ===================目次========================
    ■小話
    ■緑内障の話
    ■懸賞企画
    ■編集後記
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┃小┃ ┃話┃ ┃
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マーク・トウエィン曰く



「おれが14歳のとき、親父にいろいろな事を訊くと、何一つ満足な

説明をしてくれない。おれは親父の無学に悲観してしまった。


ところが成人して21歳になって親父にいろいろなことを訊くと、親

父あまりに物を知りすぎているのでびっくりしてしまった。


親父この7年間の間によほど勉強したものとみえる。」



マーク・トウエィン先生はいつもながら面白いことを言いますね。



確かにどんなことでも、子供にわかるように説明するのは至難のわざ

でして、小六の子供でもわかるような言葉遣いで書かねば読んでもら

えないぞと、文章修行でよくいわれます。


これがけっこう難しいのですね。小学校の先生はほんとに偉いと思います。


                    ----------◆----------


┏━┓━┓━┓━┓━┓
┃緑┃内┃障┃の┃話┃
┗━┛━┛━┛━┛━┛
 ○あなたのミニ知識が
         あなたの親を
                    あなたの兄弟を
                  あなたの知人を救う○
------------------------能書きはじめ----------------------------
緑内障は40歳以上の日本人男女の5%がかかる疾患です。つまり20
人にひとりです。驚くべき数字です。この疾患まずいことに白内障等と
ちがって進んでしまった視神経損傷は回復しません。早期発見早期予防
治療が大事です。まず「知ること」からはじめましょう。

まったく知識のないかたを対象に、その存在をお知らせし、できるだけ
多くのかたに少しでも意識を高めて頂くことが目的ですので、わかりや
すさ優先で書きます、その分だけ内容の正確度は低いのでご容赦下さい。

本文の内容は教科書的一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療
には必ずしもあてはまりません。すでに治療中のかたはあなたの主治医
の判断を優先して下さいますようお願いします。
------------------------能書き終わり----------------------------


■1-5緑内障に関する神話

緑内障はかなり誤解されてますね、ここに、緑内障に関してよく誤解さ

れた神話はをそーーと書いておきます。


神話:
緑内障は老人だけがかかる病気。


真実:
誰でも赤ん坊から高齢者まで緑内障の危険はあります。確かに年齢が上

るたびには緑内障の危険はたかまります。



しかし、赤ん坊でも緑内障(10,000人の赤ん坊ごとのうちのおよそ1人の

赤ん坊が、緑内障で生まれます)があるのです。もちろん小学生中学生

の年代にも存在します。


小中学生でも、できるだけ眼圧測定をするのはこの理由です。赤ちゃん

の眼圧を測るのは相当テクニカルですが、必要があるなと思えばあの手

この手で測定します。測定方法はいろいろありますから。




神話:
緑内障は一発で治療できる。

真実:
緑内障を即時に治療する方法はありません。しかし、コントロールでき

るものです。最初に、診断分析が大事です。緑内障はたいてい薬物治療

で管理することができます。



しかしながら、緑内障の確定診断にいたれば終身にわたりコントロール

治療が必要な慢性病です。



あと、普段はなんともないのだが、一時的に急に眼圧が上がり、虹彩毛

様体炎を同時に起こすポスナーシュロスマン症候群といった疾患があり

ます。この緑内障はちょっと別分類で、発作が薬で治ったら以後は何も

しません。経過をみるだけです。


………続きは次回 ……




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┃懸┃賞┃企┃画┃
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■編集後記

今日は暑かった。もう夏のようです。


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           ■発行:どくとる秀太郎■

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●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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  にてご相談下さい。気軽に行けるご近所の診療所が一番です。
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