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                                                 No.48(2004/7/28 水曜)

      ===================目次========================
       ■小話
       ■緑内障の話
       ■編集後記
      ===============================================

┏━┓━┓━┓
┃小┃ ┃話┃〜★秀吉と家康の美意識の差
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旅行をしたり出張で全国あちこち行くと、必ず感じることがあります。

それは、「大阪はドギツイ!」ということ。街を歩いていても、けっこう年配

のかたでも、派手な服装をしていますね。


関西の言い方だと「映える」というらしいです。派手でけばけばしいのをよし、

と感じる大阪人に対して、東京人はシンプルで控えめを上品と感じるようです。



これは、『秀吉と家康の美意識の違い…』という説もあります。たしかに秀吉

は、ハデハデしいイメージがあるし、家康はじっくり待って大人のイメージが

ありますね。



ファッションビジネス評論家の柳澤元子さんの著書によると、「東京では、落

ち着いたデザインがそろい、福岡や名古屋でもそれにならう。でも関西では別

企画を作らなければバイヤーが引き取ってくれない」といいます。(「大阪あほ

文化学」読売新聞大阪本社)



大阪人と東京人を一言でいうと「目立ちたがりと、ええかっこしい」かもしれ

ませんね。



ところで、眼科医も、「大阪タイプ」「東京タイプ」がありますね。大きな声

ではいえませんが、典型的には、、、、



近視矯正手術医師:「大阪タイプ」

緑内障診断医師:「東京タイプ」



おっと失言。。(^.^;;   ... ♪

┏━┓━┓━┓━┓━┓
┃緑┃内┃障┃の┃話┃
┗━┛━┛━┛━┛━┛

「これだけ知ってれば怖くない緑内障講義」は
--> http://www.hitomi-news.com/hitomi2.html
------------------------能書きはじめ----------------------------
緑内障は40歳以上の日本人男女の5%がかかる疾患です。つまり20
人にひとりです。驚くべき数字です。この疾患まずいことに白内障等と
ちがって進んでしまった視神経損傷は回復しません。早期発見早期予防
治療が大事です。まず「知ること」からはじめましょう。
------------------------能書き終わり----------------------------

●3.緑内障の治療●

コリン作動性(縮瞳薬) :ピロカルピン

商品名はサンピロというのが最も有名ですね。この点眼をつけると、隅角を開

いてくれて、房水の流出を促進します。


閉塞隅角緑内障の特効薬といっていいでしょう。最も伝統のあるお薬です。私

の経験からすれば、確実に眼圧が下がります。閉塞隅角だけでなく開放隅角で

も効果があります。



濃度が0.5%から4%くらいまで多種あります。点眼回数は状況に応じて増減し

ます。



たとえば、キサラタンは1回のみ、チモプトールは2回のみといった点眼回数固

定のタイプの薬と、症状に応じて回数を決めるタイプの薬がありますが、ピロ

カルピンは後者に属します。


よく効く薬ですが、一方、副作用も多くて、最近は、新薬の登場にともなって、

処方の頻度はだいぶ減っています。



縮瞳薬なので、眼に入る光の量が減りまして一時的に視界が暗くなります。


調節作用で、近視の傾向になります。ピントの合う位置が近づきます。遠くが

見にくくて近くがむしろ見やすくなります。これも一時的現象です。



理由ははっきりしないのですが、点眼直後の頭痛はよく経験します。あと長期

的な副作用として、高齢のかたが何年も使用すると白内障の進行を促進するよ

うです。





………では、続きは次号にまた ……



┏━┓━┓━┓━┓
┃編┃集┃後┃記┃
┗━┛━┛━┛━┛

これで48号ですね。あと4回で52号、つまりちょうど1年。まあよく続いたも

のです。

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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療に
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